電子薬歴とLINEを活用した服薬フォローアップ

 服薬フォローアップの義務化から2年余りが経過し、電話やメールなどを活用し実施がされているかと思います。弊社のアンケート結果からフォローアップを実施する上での2つの課題が見えました。電子薬歴と連動した患者服薬フォローアップサービス『フォロナビ』では課題を解消し効果的なフォローアップを実現します。 本記事では、「フォロー予定の登録からトレーシングレポートの作成」までの流れに沿って、効率的な実施方法をご紹介します。

目次

服薬フォローアップの現状は?

 改正薬機法により服用期間中のフォローアップが義務化されて2年余りが過ぎました。皆さまの薬局での取り組みはいかがでしょうか。 電話をはじめメール、チャット、対面などで行われているかと思います。

 服薬フォローアップの実施では、フォロー予定の管理から、フォローの実施、結果の記録など業務量が増えてしまうことが懸念となり、 継続的な服薬フォローアップが行えないという薬局さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

服薬フォローアップの課題

 服薬フォローアップの課題に対するアンケート結果(弊社調査)では、3割以上の方が「フォローアップの内容」と「業務量の増加」を服薬フォローアップの課題だと考えていることがわかりました。

服薬フォローアップの提案

 ユニケでは、アンケート結果などからも、服薬フォローアップにおける課題解消の方法として、LINEを活用した患者服薬フォローサービス『フォロナビ』を提案しています。 LINEを活用したサービスにより、薬局を友達登録するだけで手軽に利用ができ、患者さまも薬剤師も新たな操作を覚える必要が少なく、各々のライフスタイルに合わせてメッセージの送信が行えます。

 服薬フォローが必要な患者さまには、フォロナビでフォロー内容やメッセージの送信日時を事前に登録します。 患者さまのライフスタイルに合わせて予約送信ができるため、ストレスなくスムーズに服薬フォローアップを行うことができます。

服薬フォロー 送信

 フォローアップの実施 

 フォロナビを活用して、フォローアップを実施し、アドヒアランスの確認を行います。やりとりは、電子薬歴と連携した指導コンテンツから選択し送信や回答が行えます。指導コンテンツはツリー構成になっているため、回答すると、それに対応した設問が自動的に送られてきます。送信メッセージはテキストのみならず、LINE機能を使って動画やイラストも送信ができるため、より効果的な服薬フォローアップを行うことができます。

服薬フォロー LINE画面

 薬歴(処方)との連携により処方の内容が連携している内容に応じて「抗がん剤治療」や「インスリン治療」といった薬剤別のコンテンツを送信することができます。また、「アドヒアランス確認」「受診勧奨」といった汎用的なフォローアップも送信することが可能です。

 フォロー予定患者の管理

 患者さまからのメッセージの着信は、利用度の高い患者検索画面で常に確認することができます。 「メッセージ着信に気づかない」「返信を忘れてしまう」などの不安もありません。さらには、患者さまからのメッセージは、最上段に表示し、見落とすことがありません。

服薬フォローアップ 患者検索画面

 患者さまからのメッセージ一覧には「未対応」「薬局内未対応」「要対応あり」の状態を表示し、対応の優先度について気付きを促します。

薬局内未確認 :着信されたメッセージの確認ができていない状態。
要対応事項あり:薬局から何か連絡をするという状態や電話フォローアップが必要な状態。

 フォロー結果の記録 (P-CUBEnを活用)

 フォローアップの結果は、フォロナビを活用したやり取りであれば、そのメッセージを元に薬歴を作成することができます。薬歴に記載されたフォローアップでの指導内容や患者の基礎情報などを元にトレーシングレポートへ転送を行うため、イチから作成する手間が少なく、格段に効率的に作成する事ができます。

 医療機関へのフィードバックは、単に服薬フォローだけの実施・記録だけには留まりません。だからこそ、フォロナビは薬歴と一体となり、服薬管理業務をICTによってサポートします。

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