セミナーレポートVol.4

サステナブルな地域医療へ 地域医療遂行力向上 セミナー

セミナーレポートVol.4
サステナブルな地域医療へ 地域医療遂行力向上 セミナー

  本レポートでは、2021年10月7日に開催されたオンラインセミナー「サステナブルな地域医療へ 地域医療遂行力向上 セミナー 」の講演内容などをご紹介いたします。

セミナー概要

 開催日時

 2021年10月7日(木) 19:00-20:30

 対象

 薬局経営者、薬局管理者、薬局に勤務されている薬剤師の方

 内容

 「サステナブルな地域医療へ 地域医療遂行力向上 セミナー」
 一般社団法人 地域医療薬学研究会 代表理事 / 北里大学 名誉教授
  鈴木 順子 氏

開催概要

 薬局機能認定制度が開始したこともあり、地域住民への医療供給体制に対するガバナンス強化が急務となっています。COVID-19による患者の受療行動変容に伴う経営の圧迫や業務過多など様々な課題があるなかで、薬局として地域医療を遂行するためにどのような工夫が必要なのでしょうか。講師である鈴木氏は“薬局は地域の公衆衛生の最前線に立つ社会的責任を持ち、その責任の下で持てる機能をフルに発揮すべき”という考え方に基づき、「薬局ガバナンス強化が生む価値と展望について共に考えましょう」と参加者に呼びかけました。

地域社会に薬局として存在価値を示すために~運営体制と業務のあり方を再考する~

 鈴木氏はまず、患者のための薬局ビジョンについてこれまでの医療法と薬機法の法改正の流れを解説したうえで、第六次医療法大改正で示された地域包括ケアシステムのイメージ図を用いて、薬局が過小評価されていることを指摘。本来なら『医療』『介護』『生活支援・介護予防』のどれにも薬局が含まれているはずが、薬局は『医療』の中に小さく記載されているのみで鈴木氏は憤りを感じたといいます。薬局は介護保険とも関わり、資材を提供することもあるのに『介護』にも含まれておらず、もちろん『生活支援・介護予防』にもその記載はありません。ここでなぜ入っていないのか、その理由を考察していきます。

 地域医療連携推進法人は様々な医療法人が参画し競争よりも協調を進めていくことを目的としていますが、薬局は医薬品を販売する営利企業とみなされ参画することができません。そのことから、薬局関係者は懸命に働いているのに地域の信頼がない状況が作られてしまったといいます。こうして法改正が進むなかで『薬』の地域参入体制づくりが遅れていきました。

 その後、患者のための薬局ビジョンや薬機法大改正が起こりました。この狙いとして地域共助資源としての薬局の体制整備、医療・介護・薬の三点による地域包括ケア体制の構築が挙げられており、早期実現が必須といわれるほど日本は追いつめられています。「薬局関係者が今考えなければいけないのは、共助機関として健康な生活や健全なコミュニティ構築に尽力できる薬局運営体制および薬剤師業務のあり方のパラダイムシフトです」と鈴木氏は述べました。

 次に法改正が孕むリスクについて「法に求められることを一つ一つ満足にするのは簡単ではなく、消耗を伴うことは明らかです。これらの消耗を超える価値をどこに見出すかは自分たちで考えておかなくてはなりません。単に法に指示されたことをやるのみ、そして利益を追求するのみでは、薬局の地域におけるステータス向上や社会的生産性の確立にはつながらず、結果的に薬剤師は単なるブラックな作業者に陥る危険があります。このリスクを踏まえて未来を考える必要があります」と鈴木氏は呼びかけました。

 これまでの薬局の目線が【一方通行・集客に依存・刹那的・内部完結型】だったのに対し、今後望まれるのは【循環構造・持続的関係・内部開放型】だといいます。地域のニーズから自分たちが出来ることを考えるという転換が求められています。

 薬剤師として、人・地域・生活に常に興味をもって評価や分析を行う視点がないとやって終わりになってしまいます。薬局・薬剤師の存在価値が問われる今、どうやってそれを示すべきなのか。鈴木氏は最後に「薬局は共助機関であり、薬剤師は共助職です。まずは考え方を変え、薬剤師にはこれからどんどん社会で活躍して欲しいと思います」とエールを送りました。

服用期間のフォローアップで患者さまと関係を築く

 弊社からは『手間を省き良質な情報を収集する 服薬フォローアップへ』と題し、調剤マーケットで起こるデジタル化の波と服薬フォローの重要性についてご案内しました。患者服薬フォローサービス『フォロナビ®』は、電子薬歴レセコン一体型システム『P-CUBE n』に標準搭載しています。選ばれる薬局であるため・薬剤師の価値を最大化するために、服用期間中のフォローアップで患者さまとの良質な関係を築くことが大切です。

 導入のメリット

・フォローアップを通じて患者との接点・コミュニケーションを増やす(服用離脱を防止・早期発見・次回来局に繋がる)
・次回来局時の服薬指導の質・効率化に繋がる(継続的な薬学管理)
・今までと異なる薬局への印象(患者目線・体験価値)
・フォロー結果や収集した情報のフィードバック(地域連携)

 薬剤師として、人・地域・生活に常に興味をもって評価や分析を行う視点がないとやって終わりになってしまいます。薬局・薬剤師の存在価値が問われる今、どうやってそれを示すべきなのか。鈴木氏は最後に「薬局は共助機関であり、薬剤師は共助職です。まずは考え方を変え、薬剤師にはこれからどんどん社会で活躍して欲しいと思います」とエールを送りました。

患者さまと薬剤師のコミュニケーションのために

『フォロナビ®』を使用するメリットとして、患者さまは普段使い慣れているSNSを使用し、選択形式の設問に回答するだけで薬剤師とやりとりを行う事が可能です。また、薬剤師は予約送信機能により、業務の都合に影響されずに計画的にメッセージを送信できます。加えて、東京理科大学薬学部鹿村研究室との共同研究によって作成された疾患などに関連するフォローアップコンテンツを搭載しており、電子薬歴と連携することで業務効率化にもつながります。

 『フォロナビ®』は患者服薬フォローアップにおける【フォロー予定の作成】→【アドヒアランスの確認】→【フォローアップの実施】→【受診や来局のリマインド】まですべてのプロセスをITによってカバーします。私たちは服薬フォローアップを進化し続ける薬剤師業務の本質と考えており、今後も患者さまと薬剤師のコミュニケーション活性化をバックアップして参ります。

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