導入事例
高齢者が気軽に立ち寄る薬局づくりを目指しています

導入事例
高齢者が気軽に立ち寄る薬局づくりを目指しています

更新日:2024年2月26日

有限会社ホーム薬局

・歴史ある商店街の中に立地し、近隣にはショッピングセンターもある
・近隣のクリニックは医師の高齢化が進む
・薬局利用者の多くは地域に暮らす高齢者
・P-CUBEシリーズを継続して運用、IT導入補助金を活用して最新システムを導入
・処方入力の流れで薬袋を変更、再印刷はほぼゼロです
・高齢者との会話のきっかけをつくり、次回に繋がるエビデンスも充実
・気軽に立ち寄れる場所を提供し、高齢者から頼りにされる薬局薬剤師で在りたい

今回取材した薬局 【有限会社ホーム薬局について】

1935年(昭和10年)に同社代表取締役社長/廣田先生のご両親が東京都豊島区に開局。ご両親も薬剤師だったそうです。ホーム薬局が立地する豊島区南長崎の光和通り商店街は歴史があり、アットホームなお店が並び、地域に住む高齢者が多く利用しています。また、近隣のクリニックの医師は高齢者が多いこともあり、ホーム薬局を利用される患者さまの多くは高齢者です。

廣田先生

今回は、廣田先生・医療事務の宮崎さん(以下、医療事務ご担当)から高齢者の健康を支える薬局としての電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n 」の運用についてお話を伺いました。

導入の経緯

P-CUBEシリーズを継続して運用、IT導入補助金を活用して最新システムを導入

電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n」の導入経緯を教えてください

廣田先生:ユニケのシステムは「P-CUBEn」で3世代目になります。2代目のシステムは1年ほど使いましたが、信頼しているユニケのサポート担当者から「P-CUBEn」への入れ替えとIT導入補助金の活用について提案を受け、「P-CUBEn」を導入しました。「P-CUBEn」の薬歴メインの画面は、色合いやレイアウトが見やすく、毎日使う業務システムとして私もスタッフも気に入っています。

導入の成果①

処方入力の流れで薬袋を変更、再印刷はほぼゼロです

医療事務ご担当:基本的にはDo入力が多いのですが、用量や日数が少なくなった場合には、薬袋のサイズが小さくなる事があります。医師のコメントが長い場合には、薬袋の文字切れがないか印刷する前に、処方入力画面からワンタッチで表示が行える薬袋編集のプレビューを使って確認しています。文字切れがある場合には薬袋編集の画面でサイズを変更します。この一連の流れが処方入力から続けて行えるのは操作の無駄と確認漏れを防ぎ、薬袋を再印刷する手間もほぼゼロで効率的だと感じています。

また、漢方薬は薬袋が要らないなどの希望もあるため、画面右に表示している「備考欄のコメント」も覚書用として活用しています。

薬袋の再印刷による手間を削減「薬袋編集」

患者さまの希望や処方内容による薬袋の変更は処方入力と連携した薬袋編集画面から簡単に行えます。薬袋編集機能では、薬袋の変更に加え、分包機などへのデータ連携の指示や変更も行えます。

導入後の成果②

高齢の患者さまとの会話のきっかけをつくり、次回に繋がるエビデンスも充実

廣田先生:薬局を利用いただいている多くの患者さまとは、古くからのお付き合いで、薬以外のお話も伺います。高齢者の中には、⾧い期間薬を服用されている方も多く、症状に変化がないか薬剤別のインタンビューツリーを活用して聞き出すようにしています。特に、処方変更があった場合などには患者さまから変更理由を聞くきっかけとして活用しています。 患者さまに合わせて、指導が必要な項目、例えば副作用や相互作用などに絞り込んで表示することができるので、スムーズに選択が行えます。この文章を活用して服薬指導することで高齢の患者さまは処方変更の経緯や状況をスムーズに話し始めてくれます。

また、服薬指導に活用した文章は、チェックするだけで薬歴も記載されます。更には使用した日付の表示も行うため、前回応対した薬剤師のエビデンスが残っていて状況が早く正確に把握できるのも便利だと考えています。

気づきや会話のきっかけをアシストする「薬剤別服薬指導ガイダンス(インタビューツリー)」

服薬指導で活用できるガイダンスは、薬効・使用方法・相互作用・副作用・生活上の注意など様ざま。患者さまに必要な情報を選択式で表示する事ができます。さらには、選択した文章はクリックするだけで、患者さまへの情報提供と合わせて薬歴入力を行えます。

今後の展望

気軽に立ち寄れる場所を提供し、高齢者から頼りにされる薬局薬剤師で在りたい

ホーム薬局さまの今後の目標をお教えください

廣田先生:中には、処方箋はなくても、商店街やショッピングセンターでのお買い物の帰りに、話をするため薬局へお立ち寄りになる方も数多くおられます。そのため、OTCでは高齢者が健康的に生き生きと過ごせるためのオーラルケア商品としての歯ブラシや歯磨き粉や経口補水液などを高齢者の目線でみつけやすいように品揃えしています。

ホーム薬局スタッフの皆さま

豊島区南長崎地域で暮らす高齢者が薬の相談だけではなく、健康や体調に関する困りごとなども気軽に話ができる場所を提供し、高齢者から頼りにされる薬局薬剤師で在りたいたいと考えています。

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