患者さまにプラスとなる薬歴の活用を目指して
「P-CUBE 」シリーズが患者情報の充実を支援

青横ファーマシー薬局

くすりだけでなく健康相談ができる薬局として患者情報を充実させたい

-株式会社アペックス グループについて-

 東京都品川区に6店舗・葛飾区に2店舗・その他エリアに2店舗を開局。「処方箋が無くても気軽に立ち寄れる“コミュニティー薬局”」を目指し、地域の人々が健康・医療・福祉などで不安や疑問を抱いたときに、まず相談できる身近な存在としての薬局づくりに取り組んでいます。

 アペックスグループの薬局業務を支援しているのがユニケの電子薬歴レセコン一体型「P-CUBE」シリーズ。新製品「P-CUBE n」もすでに2店舗で運用しています。
 1991年に開局の品川区にある「青横ファーマシー薬局」。開局当時は、OTC医薬品の取り扱いを中心としていましたが、地域の医療ニーズに応えたいとして薬局機能を拡張。現在では処方箋調剤を中心に在宅医療やけんこう相談会の開催にも取り組んでいます。くすり・健康・食事の面から地域の方々の安心を支え、気軽に立ち寄れる“コミュニティー薬局”としてなくてはならない存在となっています。

 薬局機能を進化し続けるアペックスグループ。同社ではグループ全体が目指す薬局の在り方を実現するため、2020年12月に「薬歴統一チーム」を発足。アペックスグループにおける、薬歴の活用について「薬歴統一チーム」メンバーの青横ファーマシー薬局浅川先生と作場(サクバ)先生から、お話を聞きました。

「食中毒」や「骨の健康」などテーマに沿った けんこう教室を定期的に開催

くすりや健康だけでなく、食事の相談まで サポート

-薬歴の活用に関する取り組みについて教えてください-

 浅川先生:各店ごとに異なる電子薬歴のオペレーションを単に統一するだけでは、診療科の違いなどにより現場の柔軟性が損なわれかねません。そのため“患者さまにとってプラスとなる薬歴の活用”という共通認識を掲げ、まずは“患者情報の充実” を目的にグループ全体で推進に努めています。

 患者さまにとって良い薬歴の要素に“きちんと書かれている事”があると思います。きちんと書かれている薬歴は、薬局・薬剤師からすると“薬物治療に活かせる薬歴”とも言えます。治療に活かせる情報を薬歴に正しく記載するには、電子薬歴に搭載のデータベースを効果的に活用する事が、“患者さまと薬剤師にとって使える薬歴システム”と考えています。

 例えば、乳幼児の服用時には、医薬品の苦みが強くなる飲み合わせへの注意文章[×オレンジジュース、リンゴジュース、スポーツ飲料、イチゴ味の服薬ゼリーと一緒に飲むと苦みが強くなることがあります。同時服用は避けてください。]とおくすり手帳に印刷しています。投薬時にはその内容をお母さんへお伝えし、服薬指導の向上と薬物治療に活かす事を心掛けています。またこのようなマスタデータは店舗で共有して活用し、グループ全体の服薬指導の向上に繋げています。

浅川先生

服薬指導時に不可欠な注意文章データをグループ全体で効率良く活用

POINT

マスタデータとしたい「注意文章」を作成後にエクスポートし、各店舗でインポートすると共通のデータとして薬情やおくすり手帳に印刷することができます。効率良く、グループ全体の服薬指導の向上を実現します。

薬歴情報をグループで共有。より活用しやすい薬歴に

-目指す“患者情報の充実” について成果を教えてください-

作場先生

 アペックスグループでは店舗間で薬歴情報の共有を目的に、全店舗にユニケの「薬歴共有システム」を導入。「薬歴共有システム」は、薬歴統一チームが取り組んでいる“患者情報の充実”を支援しています。
 作場先生:「薬歴共有システム」を活用して、副作用の発現や調剤上の注意といった患者情報の閲覧や更新を行っています。他の店舗において、常に最新の薬歴情報を閲覧できるので、監査業務や服薬指導時の患者さまとの会話やコミュニケーションに活かしています。「薬歴共有システム」によって他店舗の薬歴閲覧も可能になり、不足している患者情報も一目でわかります。このような薬歴の気づきをグループ全体で共有し、患者情報の充実を目指しています。

 患者情報の充実を目指す同社では、「P-CUBEn」ならではの新機能を活用して業務効率を高めていきたいといいます。
 浅川先生:新製品の「P-CUBEn」では、頭書き情報と薬歴入力が連携されていますね。患者さまに確認した頭書き情報を薬歴に連携できる事で、薬剤師が薬歴のどこに何を書こうかと悩む時間や入力する手間が省かれ、格段に効率が良くなります。また、頭書きの更新状況通知機能は薬剤師に気づきを促してくれるため、業務精度が高まることを期待しています。

チェーン・グループ店において薬歴情報を相互に共有

POINT

チェーン・グループ店の薬歴情報を「クラウドデータセンター」で一元管理し、薬歴情報の共有を実現。相互作用チェックやポリファーマシーの対策など、くすりに対する患者さまの安心とより質の高い服薬指導の実施を支援し、地域における企業価値を高めます。

頭書き情報と薬歴入力が機能連携し、より効率的

POINT①

患者さまに確認した「副作用」や「服薬状況」など、入力した頭書きの項目を薬歴へ転送することができ、薬歴入力を格段に効率化します。

POINT②

頭書きやコメントの書き忘れ防止に配慮し、頭書きが一定期間更新されていない場合には、警告アイコンを表示。 薬剤師に気づきを促します。

医師から必要とされるトレーシングレポートを負担なく作成

-地域医療との情報連携の方法や対応における、システム運用を教えてください-

 青横ファーマシー薬局が店舗を構える品川区では、2021年から患者さまに有効で安全な吸入療法を提供することを目的に、薬剤師の職能を吸入薬指導に活かす取り組みが行われています。その具体的な内容についてお話を聞きました。
 浅川先生:まず医師が吸入指導依頼書を発行し、患者さまに院外処方箋と合わせてお渡しします。患者さまは、依頼書と院外処方箋を保険薬局へ提出し、正確で安全な吸入の手技や吸入動作など吸入薬の使用方法や注意点に至るまで、薬剤師からきめ細やかな指導を受けていただくことができます。
 指導時には、各吸入薬の容器を用いて手技の確認を行うなど、患者さまが正しく吸入薬を使えるようにきめ細く指導するようにしています。指導の後には、医師への報告としてトレーシングレポート=吸入指導報告書を提出することで、患者さまの継続的な治療に活かしています。
 そのトレーシングレポートは、P-CUBEシリーズに標準搭載されているフォームをカスタマイズして使っています。糖尿病薬調剤後指導報告書なども同様に使う事で、医療機関への情報提供や連携といった報告も負担なく行えています。

 医療機関では日々さまざまな報告書を確認されていると聞きます。薬剤師が介入する事で治療の効果が高まると期待されている品川区の要請に対し、薬剤師からの情報提供書として必要な情報をわかりやすく、負担なく続けるためには電子薬歴の機能やフォームの活用は必須ですね。

電子薬歴とトレーシングレポート作成機能も連携し、質と効率性を向上

POINT

P-CUBE シリーズでは、電子薬歴と連携して効率的にトレーシングレポートの作成を行うことができます。 また、トレーシングレポートは、目的に合わせてフォームのカスタマイズが行え、服薬情報提供書の発行にかかる手間を省力化します。

ひとりひとりの健康をトータルで支えるために薬歴を活用したい

-「P-CUBE」シリーズを使って実現したいことを教えてください-

 浅川先生:良い薬歴の理想像は、きちんと書かれていて算定要件を満たす事に加え、患者さまを継続的にフォローするために、どの薬剤師にもわかる薬歴とする必要があると思います。

 目指しているのは、患者さまにとってプラスとなる薬歴の活用です。その実現には、薬剤師は薬歴を活用して副作用や重複投与など、くすりによる有害事象の防止や患者さまの不調や不安を防ぐなど、ひとりひとりの健康をトータルで支えていきたいと思っています。健康を支える取組のひとつとしては、すでに開催しているけんこう教室について栄養改善事業なども参考にしながら、栄養士が実践している栄養指導の内容を活用したいと考えています。

 くすり・健康・食事など多方面から広く薬歴を活用することで地域でオンリーワンの薬局になっていきたいと思います。

毎月テーマを変えて、健康に関する情報を 掲載「薬局通信 カラダ*ラボ」

医薬品、OTC、疾患に関する相互作用の気づきを促す

POINT

配合変化・投与年齢・生活情報・重複投与など総合的な処方監査チェックを行うためのデータベースを標準搭載。 処方薬、服用期間中の内服薬、併用薬、OTCの相互作用チェックが行えます。 表示形式にはマトリックスを採用し、禁忌や注意をアイコンで表示する事で見やすさ、視覚的な気づきを促し、有害事象を見逃しません。

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